第26回東京国際映画祭・東京 サクラ グランプリ受賞作品
『ウイ・アー・ザ・ベスト!』上映会-10/25(金)舞台挨拶
10月25日、午後6時より開催されたクロージング・セレモニーで、各部門の受賞作が発表され、コンペティション部門グランプリに、『ウイ・アー・ザ・ベスト!』が選ばれた。これを受けて午後8時すぎ、受賞記念上映会が開かれ、ルーカス・ムーディソン監督と原作者のココ・ムーディソンさんが登壇した。舞台に表れたふたりの喜びの声を、採録してお届けします!
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ルーカス・ムーディソン監督
ありがとうございます! まさか受賞すると思っておらず、驚いているし混乱していますが、とてもうれしく思います。招待頂いただけでもうれしいのに、オマケをもらった気持ちです。本当にありがとうございます。スウェーデン人は往々にして失敗することを期待してしまう国民です(笑)。だから大変驚きました。
ネタバレなしに語るのは難しいけど、ひと言で言えば、これは僕の他の作品と較べて、とても楽しく作れた作品です。もちろん、難しいところも所々あって、夕方になると、あれもこれも駄目だったと悩むこともありましたが、脚本を書き始めた段階から、セットを準備し、キャストのみんなと一緒に仕事をし、編集を終えるまでの全体を、凄く楽しい作業ができたのです。根幹にあるのはシリアスなテーマでしたが、とにかく今回は、楽しい作品を作りたいというわがままを通しました。
息子ふたりと娘を連れて来ているのですが、息子たちはティーンエイジャーなのでなるべく親と居たくない。それでも、トーキョーなら行くというので一緒に連れてきました。映画祭とか親の仕事にはあまり興味はなさそうですが、とにかくこの街を楽しんでいるようです。なので、家族にとって、とても楽しいひと時になっています。
皆さんも思春期を経ているので、この物語を堪能してくださったらと思います。
気に入らないという意見があってもいいんです。好きであれ嫌いであれ、この後、皆さんで話し合える映画になればいいなと思います。
13歳の時は、こんな感じだったと、思い出していただけたらうれしいです。
ココ・ムーディソンさん(原作者)
グランプリを穫れるとはまったく予想していなかったので、とても驚いています。ちょっと言葉を失っています。3人の少女がパンク・バンドを作る話ですが、できあがった映画を観てとても満足しています。日本人はほんとに優しくて感激しています。
コンペティション部門
『ウイ・アー・ザ・ベスト!』