1987年に開催された、第2回東京国際映画祭 インターナショナル・コンペティション部門にて東京グランプリ賞を受賞した『古井戸』の呉天明（ウー・ティエンミン）監督が、2014年3月4日死去しました。74歳でした。
 
80年代に中国の西安映画製作所で所長を務めていた呉天明（ウー・ティエンミン）監督は、自身の監督作『古井戸』の主演俳優として張芸謀（チャン・イーモウ）監督を起用、第2回東京国際映画祭では、インターナショナル・コンペティション部門の東京グランプリ賞と最優秀男優賞（張芸謀（チャン・イーモウ））を受賞しました。
中国映画界の第5世代と呼ばれる張芸謀（チャン・イーモウ）監督、陳凱歌（チェン・カイコー）監督を育成し、最近では、第25回東京国際映画祭 アジアの風部門出品作品『グォさんの仮装大賞』（TIFF上映タイトル『老人ホームを飛び出して』）に主人公を励ますリーダー的存在で出演されていました。

 
謹んで哀悼の意を表しますとともに、心からお悔やみを申し上げます。
 
東京国際映画祭事務局