2014年3/27に開催される「第8回アジア・フィルム・アワード(AFA)」に先駆け、3月23日、香港アジア・ソサエティ・センターにて、AFAとモエ・エ・シャンドン主催による「アジア・フィルム・アワード特別賞セレモニー」が開催され、式典において、第26回東京国際映画祭のフェスティバル・ミューズを務めた栗山千明さんが、「ライジング・スター・アワード」を受賞されました。
「ライジング・スター・アワード」は、若い才能を奨励するために本年より新設され、今後もっとも将来の活躍を期待されるアジアの映画人に贈られる賞で、韓国の人気俳優であるキム・ナムギルさんも同賞を受賞しました。
アジア映画業界に大きく貢献をした映画人に贈られる「アジア最優秀男優賞/女優賞」を香港の俳優のドニー・イェンさん、カリーナ・ラウさんが受賞・表彰されました。
また、今年より創設されたアジアの主要映画祭により構成される「アジア・フィルム・アワード・アカデミー」(AFAA)の発足を記念し、香港国際映画祭チェアマンのウィルフレッド・ウォン氏、釜山国際映画祭ディレクターのイ・ヨンカン氏、東京国際映画祭・TIFFCOM 椎名 保ディレクター・ジェネラルがAFAAの審査委員長であるピーター・チャン氏とともに登壇し、AFAAの役割として、アジアの映画業界の連携・発展を促進し、世界に対しアジアの素晴らしい映画や映画人を発信し、将来的にはAFAを「アジア版アカデミー賞」へ発展させていことへの抱負を語りました。
(左から)椎名 保ディレクター・ジェネラル、ピーター・チャン監督、ウィルフレッド・ウォン氏、イ・ヨンカン氏
★受賞式の模様:
ディナー冒頭で、香港の映画監督・プロデューサーであるピーター・チャン氏より、「アジア・ライジング・アワード」のトロフィーが贈呈されました。また、受賞スピーチの挨拶を広東語で行い、来賓から驚きの歓声と拍手が起こりました。
★栗山さんの受賞コメント抜粋:
「このたびの受賞について、非常に嬉しく思っております。賞に恥じぬよう、これからも長く良いお仕事を続けていきたいです。ぜひ機会がありましたら、アジアや世界でお仕事をさせていただけたらと思っております。」
(左から)キム・ナムギルさん、ピーター・チャン監督、栗山千明さん
★会見取材における、椎名ディレクター・ジェネラルのコメント:
「東京国際映画祭は、AFAAの主要な構成メンバーとして、『アジア・アカデミー・アワード』の存在を日本に広く伝えるとともに、日本の才能ある映画人をアジアに紹介し、アジアの主要な映画祭と連携することで、世界におけるアジア映画の存在を高めることに尽力したいと強く思っております。」
◆「第8回アジア・フィルム・アワード」は3月27日にマカオにて開催され、アジア各国・地域の優れた作品や映画人に対して、14の賞が授与されます。
第8回アジア・フィルム・アワード 公式サイト