10月17日(木)より行われる第26回東京国際映画祭の開催に先駆け、本日(7/30)第一回記者会見を行いました。
第26回東京国際映画祭のオープニングを飾るのは『キャプテン・フィリップス』。主演のトム・ハンクスは本映画祭に合わせ、4年ぶりの来日を予定しています。クロージング作品は、原作と脚本と監督、三谷幸喜の『清須会議』。クロージング作品に日本映画が登場するのは市川崑監督 『犬神家の一族』以来7年ぶりです。
また、フェスティバル・ミューズとして栗山千明さんの就任を発表いたしました。
日時:2013年7月30日(火)14:00-14:45
場所:六本木アカデミーヒルズ49F タワーホール
登壇者:
東京国際映画祭 ディレクター・ジェネラル 椎名 保(中央)
公益財団法人ユニジャパン 事務局長 西村 隆(右)
東京国際映画祭 事務局長 都島信成(左)
椎名 保ディレクター・ジェネラル(以下、DG)挨拶
「26回目を迎える東京国際映画祭は、先人たちがこれまで築き上げてきた良い面を継承していこうと思います。“ディレクター・ジェネラル”は第一回目の東京国際映画祭で使われた名前でございます。近年取り組んで参りましたエコをテーマにしたグリーンカーペットや、震災の後の募金についても本年度引き続きおこなって参ります。
本年度は、海外未公開作品、また話題作品を日本の映画ファンに観ていただくこと、またアジアを含む日本のコンテンツを世界に発信していきたいと思います。特に「クールジャパン」日本のコンテンツの代表であるアニメコンテンツを「作品重視」のテーマにし、アニメ日本の文化を海外に向けて発信していきます。来年度以降はアニメのセクションを持てるようにも検討していきます。
会期まであと3か月ですが、東京国際映画祭を立派に成功させるよう努力して参りますので、皆様のご支援、ご協力よろしくお願いいたします。」
オープニング作品『キャプテン・フィリップス』に!⇒ニュースへ移動
クロージング作品は『清須会議』!⇒ニュースへ移動
フェスティバル・ミューズ 栗山千明さん就任発表
特に若い人にとって、映画祭を身近なものに感じてもらうきっかけづくりをしたいと思っていました。そのために20代の女優さんに映画の魅力を語ってもらいたいと思いました。国内外で活躍する栗山さんに若者の代表として映画をアピールしてもらいたいです。個人的には、15年前に彼女のデビュー作『死国』を手掛けました。(椎名DG)
フェスティバル・ミューズ 栗山千明さんよりメッセージ
「みなさまこんにちは、栗山千明です。本日は、撮影の為、そちらに伺えず申し訳ありません。
この度、今年の東京国際映画祭のフェスティバル・ミューズを務めさせていただくことになりました!
映画は観るのも大好きですが、私は役者という立場で日々、物づくりをチームで一丸となる映画というエンターテイメントの楽しさを感じているので、この日本と世界を繋ぐ素敵な映画祭のお手伝いができることを、とても光栄に思います。
精一杯、そして楽しみながら、務めさせていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。」
開催概要の説明(都島 信成より説明)
コンセプトと4つの概要
「作品重視の映画祭」
1.国内外へ向けた映画の情報発信基地
2.クリエイターに陽を当て、世界へ羽ばたくステージを作る
3.若いファン層の創出
4.誰もが参加できる国際映画祭
・主要部門の新編成
コンペティション
<新部門>アジアの未来 (旧 アジアの風)
特別招待作品
<リニューアル部門>日本映画スプラッシュ(旧 日本映画・ある視点)
<リニューアル部門>ワールド・フォーカス(旧 ワールドシネマ)
「日本映画スプラッシュ」「アジアの未来」を中心に新しい才能を海外に向けて発信していきたい。若いクリエイターが海外で活躍するきっかけにしていきたい。(椎名DG)