2014年2/11、香港のグランドハイアットホテルにて、第8回アジア・フィルム・アワードの記者会見が開催されました。
東京国際映画祭・TIFFCOM 椎名 保ディレクター・ジェネラルも出席したこの記者会見では、東京国際映画祭が、香港国際映画祭、釜山国際映画祭と共にアジア全域を対象とした、優れた作品を表彰する映画賞の新組織として、アジア・フィルム・アワード・アカデミー(以下AFAA)を創設することが発表されました。AFAAは毎年3月に香港フィルマート及び香港国際映画祭の関連行事として行われていたアジア・フィルム・アワードに替わるものです。
AFAAは、議長として香港国際映画祭協会会長ウィルフレッド・ウォン氏、釜山国際映画祭ディレクターのイ・ヨンカン氏、東京国際映画祭・TIFFCOM 椎名 保ディレクター・ジェネラルが創設メンバーとして実行委員を務め、アジア地域の各国と連動してアジア映画ファンの創出と増強を図り、また世界中へ映画を振興させ各国の映画人との文化交流を図る組織となります。授賞式は2014年3月27日にマカオにて開催される予定です。
<実行委員会メンバーコメント>
◆香港国際映画祭チェアマン ウィルフレッド・ウォン氏
「AFAA成功のためにアジアで歴史ある3つの主要映画祭の代表がキープレイヤーとなります。それぞれの経験、関与及びコラボレーションは、アジア全体のより広い範囲にリーチしていくことに役立ち、地域の映画産業、トレンドや観客の嗜好が反映されます。」
◆釜山国際映画祭 ディレクターイ・ヨンカン氏 (当日は欠席)
「香港、プサン、東京国際映画祭との組み合わせによりAFAを新たに組織する試みは障壁や国境を超越し、アジアの発展とアジア映画のグローバル化に重要な役割を果たすでしょう。」
◆東京国際映画祭・TIFFCOM 椎名 保ディレクター・ジェネラル
「これからアジアの映画が世界的な地位をより高めるために、AFAAが更に進化してアジアの文化発展に貢献することを願っております。アジアの映画人が交流を深めお互いを尊重し、敬意を払い、アジアの各国が力を合わせて、世界が注目するAFAAを創り上げて参りましょう。」
第8回アジア・フィルム・アワードで審査委員長を務めるピーター・チャン監督(右から4番目)と、
俳優のドニー・イェンさん(中央)、椎名 保ディレクター・ジェネラル(一番左)が出席した記者会見にて