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2013.10.03
[更新/お知らせ]
WOWOW「映画工房」公開収録決定記念!俳優・斎藤工さん、女優・板谷由夏さん、映画解説者・中井圭さんインタビュー

WOWOWで無料放送中の番組「映画工房」(WOWOWシネマ 月曜20:45他)の公開収録が、東京国際映画祭期間中の10月19日(土)12時から六本木ヒルズアリーナにて開催されます!
そこで学生応援団は「映画工房」の収録現場にお邪魔し、出演者で俳優の斎藤工さん、女優の板谷由夏さん、映画解説者の中井圭さんに公開収録に向けての意気込みを伺ってきました!

 
WOWOW「映画工房」公開収録決定記念
※学生限定 WOWOW『映画工房』100回記念SP月間!公開収録 in 東京国際映画祭にご招待はコチラ
 
矢﨑:第26回東京国際映画祭 学生応援団の矢﨑洋平です。本日は宜しくお願いします。私たち学生応援団は、学生の立場から東京国際映画祭を盛り上げていくため活動しているのですが、私たちのような学生の世代に、映画工房をどんな風に見て欲しいかからお伺いしたいと思います。
 
斎藤さん: WOWOWには、「映画工房」のような番組がたくさんあるんですよ。町山智浩さんの「映画塾」とか。映画工房は、映画の歴史がどうでとか固い話ではなく、単純に「一緒に楽しむ映画」というテーマがあって、「これ見逃したらもったいないよ」っていうような、ライトな感じで伝えられるのがこの番組の良さだと思います。「なんかよくわからないけど観たくなったかも。」って思ってもらったら…
 
板谷さん:それが嬉しいよね
 
斎藤さん:変に哲学的にと言うか、難しく捉えない、映画をエンターテインメントとして捉えたいという気持ちが僕ら自身はある。なにかその楽しい匂いに騙されてでもいいし、「観てみようかな」って思ってもらえたらいいなと思っています。
 
板谷さん:斎藤さんと中井さんの映画の知識量は半端ないですからね。それもうんちくとか評論とかではなく、本当に友達同士で映画観に行って、映画に詳しいお兄ちゃんたちが2人いて、「そういう見方もあるんだ」って気付かせてくれる。「映画工房」はそういうきっかけのような番組だと思います。2人の映画情報量を聞くだけで面白いんですよ。独特だと思うんですよね、この人達の映画の切り口って。
 
中井さん:自分もそうなんだけど、映画との出会いって交通事故的なものだと思うんですよ。普通に走っていたら飛び出してきたみたいな。そういう出会い方をもっとたくさんすればいいのになって思うんですよ。だから狙い絞って「これだけ見る」みたいなのは良くないなと思うんです。僕らは(映画工房の)編成会議で「これとかいいんじゃない」とかあーだこーだ言いながら、別にジャンルにこだわりなく、なんでもいいけど面白いものを見てもらえればいいなというノリで選んでいて。例えば、「映画工房」を見た若い人たちが『ブロブ 宇宙からの不明物体』に興味を持つ人がいるかもしれないし。この作品は他の映画番組ではなかなか扱わないだろうから(笑)。
 
斎藤さん:『ヒドゥン』とかね(笑)。
 
中井さん:扱わないですよね。そうして「工くんが推しているとちょっと興味出てきた」みたいな、そんな映画との出会い方を提示できると面白いと思います。たぶん高校生とか大学生がWOWOWの番組表を見ていて、「『ブロブ 宇宙からの不明物体』見よう!」とかならないですよ。絶対に。でもこの放送をきっかけに「『ブロブ 宇宙からの不明物体』って面白いかもな。」って思ってもらって観てもらえればシメたもんですよ。
 
斎藤さん:美味しいもの食べて、それを人に伝えたい気持ちに似ていて、例えば初めて来た中華料理屋でどれを頼んでいいかわかんなくて、安定のチャーハンを頼もう。でもピータンの料理がうまいんだとか隣の人に言われたら気になるじゃないですか?そんな感じになったらいいなと思います。
 
中井さん:隣のテーブルで僕らがピータン食べているわけですよ。ピータンがめっちゃ美味そうに見えるわけですよ。
 
斎藤さん:それが必ずしもその人の口にあうかわからないですけど、これ逃したらもったいない、これを食べればこの店のことを知ることができる。そういうものを僕らは発掘したいなという思いがあります。
 
中井さん:僕ら出演者と視聴者の目線が同じなんですよ。上から目線で「この店はこれが…」とかじゃないんです。隣のテーブルで美味そうなものを食べているだけなんですよ。
 
後藤さん:学生応援団の後藤渓です。次の質問に移らせていただきます。
今回、スタジオを飛びし、東京国際映画祭で公開収録を行いますが、意気込みなどはいかがでしょうか?
 
板谷さん:飛び出して大丈夫かな?(笑)
 
斎藤さん:僕らは打ち合わせでは大きいこと言うんですよ。100回近くやっているから。「できますよ!」みたいな。でもいざ行ったら縮こまると思います(笑)。
 
中井さん:基本的に「映画工房」は小市民的な番組なんですよ(笑)。
 
斎藤さん:だから広がっていく環境で行うと我々はどうすればいいんだろうという不安にも駆られます。だけど単純に映画を共有したいという想いで「映画工房」をやっているので、今日皆さんが見学に来てくれたように、公開収録当日も来てくれた方々と同じ目線で、番組を通してコミュニケーションというか、キャッチボールできたらいいなと思います。
 
板谷さん:公開するって、かなり意気込まないとね。
 
中井さん:『迷子の警察音楽隊』(第20回東京国際映画祭東京 サクラ グランプリ)という大好きな作品があって、こういう作品と出会えるチャンスがあるのが東京国際映画祭なので、今年もそういった作品に出会えたらいいなと思います。公開収録の合間に見に行きます。
 
板谷さん:楽しみだね!
 
矢﨑・後藤:ありがとうございました。
WOWOW「映画工房」公開収録決定記念
 
 
映画工房」は毎週月曜20:45からWOWOWシネマにて無料放送中
公式サイトwww.wowow.co.jp/movie/koubou/

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